肩こりと肩甲骨

肩こりと肩甲骨の関係

■肩こりと肩甲骨■

肩こりというとちょうど首の後ろから横にずらしていった部分をイメージすると思いますが、肩こりの中には肩甲骨にまで及ぶものもあるんです。肩甲骨の肩こりってどのような特徴を持っているのでしょうか?

■肩甲骨の働きについて■

まずは、肩甲骨についてどんな働きをしているのか見てみましょう。肩甲骨は腕と肩をつなぐ役割をしていて、形は二等辺三角形を反対にしたようなものになっています。肩甲骨の動き方としては6つあると言われています。

肩甲骨を内側・外側に向かう動きのことを内転と外転、肩を上げ下げする動きを拳上と下制、肩甲骨の関節部分を上や下に向ける上方回旋と下方回旋。これで、6つの動きになります。
こうしてみると、肩甲骨というのは自由自在に動くことのできる骨だということもわかるでしょう。

いろんな動きができる肩甲骨はストレッチなども多く考案されています。

そして、この肩甲骨はどうしても外側に開きやすいという特徴を持っています。特にパソコンに長時間向かうような習慣が定着しつつある現代人は、肩甲骨が体の前側にある筋肉に引っ張られるようになるので、前のめりな姿勢になり肩甲骨は外側に開いていきやすくなります。

この状態が長く続くと、肩甲骨のあたりで血行不良も起こすようになります。肩こりの原因の1つに血行不良も挙げられますが、このような流れで肩甲骨が血行不良になるために肩こりは肩甲骨にまで及ぶことがあるんですね。

ちなみに、この血行不良になってしまった肩甲骨のことを、さびつき肩甲骨なんて言い方もされます。

■さびつき肩甲骨は肩こりの原因になる■

血行不良によって陥ってしまうさびつき肩甲骨ですが、これによってひどい肩こりに悩まされるようになると言われています。血行不良に陥るまえに、僧帽筋や肩甲拳筋といった肩甲骨の筋肉も外側に引っ張られたままになり、固まってしまいます。

これによって血行不良が起きるわけです。
この状態になると肩甲骨の筋肉は緊張してしまいます。この緊張状態が長く続くと、筋肉の中に乳酸も溜まっていきます。乳酸といえば疲労物質とも言われているので、体内に溜まっていくというのは良くないことになります。

乳酸が筋肉内に溜まっていくと、今度は痛みを感じるようになります。痛みが出てくると肩こりとして自分でもはっきりとわかるようになるわけです。

痛みを感じると、筋肉自体も痛みに敏感になっていきます。そうすると、この痛みに交感神経が緊張してしまい、筋肉の中を流れる血流が悪くなっていきます。

血流に滞りが出てくるようになります。これが、いわゆる血行不良になります。血行不良が起きると、さらに肩甲骨の肩こりはひどくなっていき、コリがすっきりと取れなくなります。

■さびつき肩甲骨は姿勢にも影響を与える?■

さびつき肩甲骨はつまりは肩甲骨が肩こりを起こしてしまっている状態を指していますが、これはこのまま放置しておいてもいいことはありません。なんと、日頃の姿勢にも影響を及ぼすようになるんです。
 肩甲骨が外側に開いていくので前のめりになるようになると説明しましたが、これはつまり猫背の姿勢ということになります。

猫背ってただ見た目だけでなく、いろんな影響を及ぼします。バストトップが下がる、お腹ぽっこりになる、お尻が垂れるといった体にたるみが出てきます。若くても中年太りのような体型になりやすくなるので、デスクワークが多いという人は気をつけておきましょう。

まめに意識していないと、猫背の姿勢はいつの間にか定着してしまっています。

このような体のたるみを引き起こすさびつき肩甲骨ですが、最終的には顔のたるみにも関係してくるんです。肩甲骨は開いているのに胸郭は下に下がります。

これによってアゴの部分にある広頸筋も下に引っ張られていくために顔がたるんでいくんです。さびついた肩甲骨は全身にたるみを起こすようになるんです。

■肩甲骨の肩こりはどのような対処法がある?■

肩甲骨はさびつくことで肩こり以外の体のたるみも引き起こすことがわかりました。では、肩甲骨の肩こりってどのように対処していけばいいのでしょうか?
 
・肩甲骨のあたりの血行を良くしていく
  肩甲骨の肩こりは血行が悪くなっている場合が多いです。そこで、肩甲骨のあたりを温めてみましょう。カイロで肩甲骨を温めてもいいですし、入浴時に湯船にしっかりと浸かってみましょう。体全体も温まるので疲れも取れていきます。また、磁器を使った施術器も自宅でできておすすめです。

・肩甲骨付近を動かして柔らかくする
肩こりが肩甲骨で起きているということは、この部分が固まってしまっていることを示しています。よって、この肩甲骨のあたりの筋肉をほぐしていくのを意識してみましょう。肩の部分を伸ばしてみてもいいですし、整体でコリをほぐしてもらうのもいいでしょう。肩甲骨が肩こりを起こしているとわかったら整体ではじっくりと筋肉をほぐしていってくれます。

肩甲骨の肩こり、慢性化すると姿勢や体の不調にもつながります。自分一人のケアでは改善しないと感じるときは整体を利用して症状を伝えてみましょう。正直にどんな症状があるのか伝えることで、的確な施術がおこなえるのでしっかりと肩甲骨の様子についてチェックしておくようにしましょう。デスクワークが多くなりがちな現代人は肩こりの中でも肩甲骨の状態に注目すべきでしょう。

※掲載している内容は個人差がありますので効果を保証するものではありません。

最終更新日:2016/12/22