股関節からくる腰痛

股関節と痛み

■股関節から来る腰痛■

腰痛は日常において最も多いと言える主訴の一つ、その原因がはっきりしない例(非特異的腰痛)は多いです。また、患者さんの訴える腰痛が実際には殿部、股関節、仙腸関節、膝関節、足関節など腰部以外が原因であることや、腰とこれらの部分が、同時に症状が出てくることがあるのはどうしてなのか。

■股関節の筋肉や役割■

股関節は動きの範囲も大きいので不安定になりやすいうえに、体重を支え安定させなければいけないので、多くの筋肉が関与している。
大きく分けて2種類
1.腰椎から骨盤、仙骨、大腿骨に延びる筋肉
2.骨盤から大腿骨、膝関節に延びる筋肉
これらの筋肉は股関節の動きと安定に直接関係している。

■大腿骨と骨盤と腰椎の関係■

腰椎は唯一、上半身と下半身をつなぐ骨でまわりは大小いろいろな筋肉で補強されている、腰椎と骨盤と隣り合っているため骨盤が動くと連動して腰椎が動く。さらに、股関節が動くことによって骨盤が動き、つながって腰椎が動く。鞭や鎖、チェーンのようなイメージである。連動して動くためどこかが固くなるとそれを補うために周りが通常より動くことになる。手を例えて言うと、テーブルの物を取るときには手だけを延ばせば取れるものが、肘を直角くらいに曲げたまま物を取る場合、上半身から動かさないと物は取れない。どこかが動かないと別の場所を大きく動かさないといけない。

■繋がっているのは分かったけど何故それがいけないのか。■

上で例えたように股関節が固くなり動きが悪くなると、股関節の動きを補うように腰の動きが増えることになる。通常より動きが増すことによって、動きすぎによる過労が生じ腰痛がでることがある。そのため病院などで検査して原因がはっきりしない腰の痛みの場合は腰ばかり施術していても痛みはほとんど減ることはない。よく言われる、痛みがある部分以外に原因があるということはこのような繋がりがあるためである。

■普段の姿勢■

自分の立ち方を気にしたことはありますか?お尻とお腹を突き出し腰、背中を反るように立つと、股関節の前の部分の筋肉によって、体が後ろに倒れないよう引っ張り緊張します。このような姿勢は妊婦さんや子供をだっこしている人に多いと思います。この姿勢は股関節の前の筋肉によって骨盤を前に傾けそれにより腰は正常より反るため、腰痛を招く可能性があります。なので、まずは股関節を施術してからの動きを見ていく必要があります。

■どうやって股関節が原因なのかを見分けるか。■

早いのは施術院で見てもらうのが早いですが、まずは自分の体が施術院に行く必要があるのか、自分の体がどうなっているのかチェックし気を向けることが第一歩になると思います。ストレッチをした時に左右差がないか?をまずみましょう。

「私は体が硬いから~」という人は多いですが柔らすぎる人を基準にしていることが多く、ほとんどの人は正常の範囲内です。筋肉は普段の生活によって必要な分だけ柔らかくなります。普段から動かない人はその分固くなります。それはそれ以上の柔らかさが必要ないと体が判断したからです。

無理に広げる必要はありません、無理に広げて筋肉を傷めたり関節が緩くなったりし、バランスを崩す原因にもなります。なので、体の柔らかさは左右差で見るようにしましょう。街中を歩いている時ガラス張りなど自分の体が写るような場所で、左右の足の出かたや体の揺れ具合などをたまに見ることによっても左右差を見ることもできます。

■普段のケア■

ストレッチや運動することでこれらを防げる割合は増します。ただし、間違った方法を行ってしまうと悪化してしまいます。痛みを取りたくて行っていることでも悪い方に変化してしまっては本末転倒です。施術を行ったうえであなたに合った正しいストレッチを始動させていただきますので、ご自身で効果を実感したうえで普段のケアとして続けていきましょう。

※掲載している内容は個人差がありますので効果を保証するものではありません。

最終更新日:2016/12/29