背中左右の痛み

背中左右の痛み

■右側・左側の背中の痛み 原因■

『背中の右側』に痛みがみられる病気 
背中の痛みを引き起こす病気のなかで、特に背中の右側を中心に痛みを感じるものを紹介します。特に背中の右側に痛み伴うものには、「胆嚢炎、胆石症、胆嚢がんなどの胆嚢疾患」「肝炎、肝臓がんなどの肝臓疾患」等、主に体の右側にある臓器の病気・疾患が多く見られます。

■胆石症・胆嚢炎(たんのうえん)・胆嚢がん・胆管がん■

【症状】
・背中の右側~右下の痛み  ・黄疸がでる  ・吐き気、嘔吐
・下腹部(みぞおち)から右わき腹上部にかけての激しい痛み(右肩、右背中まで響くことも)
・尿の色が濃くなる、白い便が出る(胆石症)  
・下血(胆嚢がん)
【特徴】
胆嚢炎や胆石症は、脂肪の多い脂っこいものをたくさん食べた後にお腹周辺に違和感や、痛みを感じるケースが多く見られます
【原因】
・胆石症:胆嚢の器官内に大きな石が作られる病気で、食べ過ぎ、脂肪の摂り過ぎ、肥満、ストレス、不摂生などが主な原因です。
・胆嚢炎:胆嚢内で細菌感染などが原因で炎症が起こる症状です。胆嚢内に流れを妨害する物質(胆石など)があると細菌が繁殖しやすいため、胆石症の患者に多く見られます。

■肝炎・肝臓がん■

症状】
・背中の右側の痛み
・黄疸(皮膚や白目が黄色っぽくなる)がでる
・発熱・食欲不振・吐き気・嘔吐・腹痛など、風邪に似た症状
【特徴】
肝炎や肝臓がんはある程度進行するまで症状がでないことも多く、風邪に似た症状が多いため、重症化したり誤診されたりするケースも多い。
【原因】
肝炎の原因はカキによる感染、性行為、針刺し、過度の飲酒など。

背中の右側に現れる痛みは、肝臓の異常を訴えるサインとして現れることもあります。通常、肝臓の異常は「血液検査」でチェックしますが、「あきらかに異常な状態」でなければ見つけることができません。つまり、早期発見が難しく発見が遅れることがあります。なので、肝臓は「沈黙の臓器」、「モノ言わぬ臓器」として有名なのです。

■飲酒の有無は関係ない■

肝臓はお酒のためだけにあるのではありません。「解毒」のために働く臓器で、薬剤、栄養ドリンク、予防接種、食品等に含まれる添加物(普通の人で年間20キログラムも摂っているというデータがある)、化学調味料、偏って過剰摂取される栄養素(サプリメント等)」よっても肝臓は酷使されているのです。

脂や甘いものを多く食べることも肝臓へ負担をかけています。「甘いものはあまり食べていない」という人もいると思いますが、反論も耳にします。しかし、甘いもの好きほど甘いものへの認識基準がゆるいので、甘い物好きの方の「あまり」という単位は信用できません。

■『背中の左側』に痛みがみられる病気■

狭心症
【症状】
・左胸
・背中の左側~左下の痛み
・左肩、左腕などの痛み
・動悸・息切れ・呼吸困難、不整脈、頭痛、吐き気・嘔吐
狭心症に伴う胸の痛みは、ずっと胸の痛みが続くのではなく、発作的に突然痛くなり、数分経つと消えてしまうのが特徴です。30分以上続くようなら心筋梗塞の可能性があります。
【原因】
血管の伸縮性がなくなる動脈硬化によるものが多い
【どんな病気?】
心臓を動かす筋肉である心筋に栄養を与える動脈に流れが悪くなり心臓に送る血液が不足する病気

■心筋梗塞■

【症状】
・胸に圧迫感を伴う激痛が走り、痛みが30分以上続く
・背中の左側~左下の痛み
・痛みは何の前ぶれもなく突然始まることもあれば、数日から数週間前に兆候として痛みが弱く、短時間の発作を経験する場合もあります。
【原因】
血管の伸縮性がなくなる動脈硬化によるものが多い
【どんな病気?】
心臓を動かす筋肉である心筋に栄養を与える動脈が完全に詰まってしまい心臓の筋肉の一部の組織が死んでしまう病気

■胃炎・ 胃潰瘍・十二指腸潰瘍 ・胃がん■

【症状】
・背中の左側~左下の痛み、腹部(胃のあたり、みぞおち)の痛み
・腹痛は空腹時に大きく、食事をすると治まる、胸焼け、胸や胃のむかつき、吐き気・嘔吐・げっぷ、重症時は吐血。
【特徴】
胃がんは50~60代の男性に多いく、逆流性食道炎は胃がんの要因になることもあるのでただの胸焼けと油断しないようにしましょう。
【どんな病気?】
食物、薬、細菌などの刺激によって胃に炎症が起きたものが「胃炎」です。炎症が進み、胃の粘膜が大きく削られた状態が潰瘍になったものが「胃潰瘍」です。

■膵炎・膵臓がん■

【症状】
・背中の左側~左下の痛み
・黄疸がでる(膵臓がん)
・みぞおちから左脇腹上部にかけての痛み
・吐き気、嘔吐、下痢、便秘
【特徴】
膵炎による痛みは、一般に食事をすると強まり、絶食をすると軽くなる特徴があります。
【どんな病気?】
膵臓から分泌される消化酵素によって膵臓自身が溶かされてしまう病気が「膵炎」です。胆嚢の病気(特に胆石症)が原因のケースが多く、他にも過度の飲酒によるもの、原因不明のものがあります。慢性膵炎による糖尿病の施術に、経口血糖降下薬を使用することはあまりありません。ひどい場合糖尿病と同じく、インスリンが必要となることが一般的ですが、これで問題が生じることがあります。患者さんには、インスリンの作用のバランスを取る働きをするホルモンであるグルカゴン濃度も低下しているからです。血液中のインスリン濃度が過剰になると、低血糖が生じ、このため低血糖昏睡が生じることがあり命に関わりますので注意しましょう。

※掲載している内容は個人差がありますので効果を保証するものではありません。

最終更新日:2016/12/22