むち打ち症

むち打ち症

むちうち症とは?

「ムチでビシビシ打たれた時に出来る傷のこと?」
名前から連想すると、そんな感じに聞こえますが、まったく違います。「鞭打ち」症よりは、「鞭振り」症と言ったほうが正しそうな気がします。

正式名称は、”頚椎捻挫”(けいついねんざ)”外傷性頚部症候群”(がいしょうせいけいぶしょうこうぐん)と言い、”むち打ち症、むち打ち損傷”は俗称、いわゆる世間一般で使われている“通り名”なのです。

強い衝撃によって首がグラグラと勢いよく揺さぶられて、その動きが鞭を振りまわした際にしなった時のような、S字形の動きを強いられ、それによって様々な症状が出現する疾患です。交通事故などによる、首の部分やその周辺の打ち身・捻挫・骨折・頭部外傷などを”むち打ち症”と呼ばれることが多いです。

また、両肩をガシッと掴んで前後にガクガク揺すぶる行為も、むち打ち症”になりえる要因です。

何故“むち打ち症”になってしまうのか?

むち打ち症”は、頭を支える為の骨である”頚椎”(けいつい)という部分がズレてしまい、その周囲の筋肉や靱帯に相当のダメージを受けていますので、だんだんと腫れやうっ血状態が出てきます。放置しておくと、突然不快な自覚症状が現れます。

では、”むちうち症”は、どうやってなってしまうのでしょうか。
電車やバスに乗っていると、発車時と停止時に、慣性の法則によって身体が揺れます。この場合は、身体全体が揺れるので、あまり気になりません。ですが、それが首に集中した場合はどうでしょう。

交通事故を例に挙げてみましょう(あくまで例えです。遭わないほうが良いに決まっています)。車に乗って目的地へ向かう途中、後ろから別の車に追突されました。身体はシートベルトで固定されているので大丈夫ですが、首はそうではありません。追突と同時に首が後ろに倒れ、その後すぐに慣性の法則によって前に戻ります。これは、ほんの一瞬の間に起こることです。この一瞬の間に、頸椎がズレたり、首の骨に傷が付くのです。

タチが悪いことに、”むち打ち症”は、事故に遭ったその日はほとんど症状が出ません。事故の翌日あたりから、様々な症状が出現し、そうなってから、自身が”むち打ち症”になったということがわかるのです。

むち打ち症”によって起こる症状

首には、肩や背中、腕の感覚、運動に関する神経が集中しています。

首を動かす時に激痛があって動かせないという、特有の症状が頻発します。これは、痛めた筋肉や靱帯が緊張して固まった状態になる為、毛細血管を圧迫し、血の流れを悪くします。血液循環が悪いままでは、何時まで経っても症状は改善されずに、緊張してこわばった筋肉・靱帯の機能回復も遅れることになります。

筋肉や靱帯がうまく伸び縮みしなければ、首の運動が制限され、痛みを感じるのです。

更に、頚椎がズレることにより、中を通っている神経が圧迫されます。時間が経つにつれ、首、背中に痛みを、上肢に痛みと痺れ、頭痛、眩暈、目がかすむというような症状が出ます。

むち打ち症”は、レントゲンに映りにくいのです

むちうち症は”、靱帯や筋肉等の障害になります。その為、見た目、レントゲンやMRIでは変化を見ることがとても難しいです。日常で自分の首の骨を見ているわけではない為、交通事故等で骨がズレていることなどわからないのです。「見た目では何ともなさそうだね」と言われても、”むち打ち症”は、見えないところで確実に貴方を苦しめようとしています。

むち打ち症”は、治るのですか

結論から言いますと、「すぐに治る」ものではありませんし、「100%治ります」とは言えません。
だからと言って、諦めるのは早いです。

症状にもよりますが、早期からの施術を開始し、必要な施術を一定期間、的確に行うことによって、”むち打ち症”やその後遺症に苦しまないで済む人も多いことは事実です。

サクシタ療法院では、筋肉の緊張をほぐし、関節の稼働域を確保します。その後、全身のバランスを整えていき、時間をかけてじっくりと根元まで治すことで、後遺症を最小限に留めることが出来ると考えています。
放っておけば痛みは慢性化し、大げさに言えば一生付き合うモノとなってしまうかもしれません。

大事なのは、どれだけ早く適切な診断と施術を受けるかになります。先程も書きましたが、症状が出始めるのは翌日以降です。少しでも不安を感じたら、ご相談ください。何も問題がなければそれで良いのです。

※掲載している内容は個人差がありますので効果を保証するものではありません。

最終更新日:2016/12/22