寝違い

花粉症

■寝違い■

「朝起きたら首が回らなくてさぁ」
「寝違えたんだよ。昨日、変な格好で寝てたんじゃないの?」
こんな話、一度はしたことありませんか?
寝違いとは、不思議な体制で眠った為に起こるものだと思われがちですが、寝違いは、変な寝方のせいだけではありません。
「変な寝方するから寝違いじゃないの?」
確かにそうなんですが、変な寝方には、ちゃんとした理由があるのです。

寝違いが起こる原因

寝違えとは、正式な医学用語ではなく、眠っている時に起こる頚椎捻挫(けいついねんざ)のことを言います。
 人は眠っている時、寝返りを打ち、常に体のポジションを変えながら眠っています。どうしてかというと、一部分へかかる負荷を軽くするために行う無意識な行動です。

何故寝違いが起こるのか、例をひとつあげてみましょう。

 その日の夜は会社の皆、もしくは学生時代からの友人たちと飲み会です。お酒をたくさん飲み、気分の良い状態で帰ってきて、朝までグッスリ眠ったとします。
肝臓には、食べたものから栄養を体内で利用する形に作り替えたり、貯蓄したりする役割を持つ“代謝”、有害なものがあったら無害にする“解毒”、消火液を出す“胆汁分泌”の3つの役割があります。
お酒がいっぱい入って来た肝臓は、一生懸命アルコールの分解作業を始めます。ですが、体力の限界があるように、肝臓にも処理能力の限界があり、働きっぱなしだと疲れが溜まっていきます。肝臓は、主に体の右側の筋肉とつながっています。肝臓が疲れてしまうと、肝臓とつながっている、肩甲骨と背骨の間にある菱形筋(りょうけいきん)という筋肉が強張って縮んでしまいます。そして、筋肉同士もつながっています。縮んだ筋肉に引っ張られて、背中にあるデコボコした棘突起(きょくとっき)と呼ばれる骨が、右へ回転していきます。
そして、首の骨は、背骨と一緒に回ります。背骨が右へと回転したら、首は左へと動くのです。
こうなると、首を右に向けるのがちょっと大変になりますが、起きている時は、自分で調整して正面を向くようには出来ます。ですが、眠ってしまうと意識して首を向けられないので、無意識に楽な方へ顔を向ける時間が多くなります。そうすると、長時間動かなさない状態で、筋肉は強張ってしまいます。
朝。もしかしたら飲み過ぎた為にあまり気持ちのよい目覚めではないかもしれません。起き上がって体を動かそうとしたその時です。
「あれ?首が回らない??」
これが、お酒の飲み過ぎによって発生する寝違いになります。

お酒の飲み過ぎだけが、寝違いを起こす理由ではありません。
脂っこいものを食べ過ぎた時には、”胆嚢”寝違い。食べ過ぎや環境の変化で”胃”寝違いなど、体の中から寝違いは起こります。

寝違いの対処法

上記の内容から、寝違いは首だけが関係しているわけではないということがわかったと思います。
「首が痛いから」と、首をどうにかすれば治るというわけではありません。首と一緒に、背中や肩の筋肉も緩めてあげないと、寝違いによる痛みは取れません。
ズキッ・ピリッと、鋭い痛みの時は、安静にしていてください。
突っ張るような痛みがあるという症状になったら、痛んでいる首と肩、そして、首を回して痛い方の背中を、暖めてください。
寝違いは、2、3日で通常は痛みが治まっていきますが、1週間以上も痛みが消えないという人もいます。その場合は、背中や肩の筋肉が縮んだままにロック状態になっている可能性があります。その場合、そのロックを解除してあげないと、いつまでも痛みが残ったままになります。こうなってしまうと、自力で治すのは難しくなるので、整体などに行ってみるのも良いと思います。また、痛みが長引いたり、悪化した場合は、病院(整形外科)で施術を受けることをお勧めします。

寝違った対処法は状況を更に悪化させるだけ

「放っておけば治る」と思われがちの寝違いですが、痛い部分を気にしてついつい触ってしまうのはいけません。間違った方法は、治りを遅くしてしまいます。
①首から肩のマッサージを自分で行う。
②首をぐるぐると動かす。
③お風呂で長時間温まる。
 上記のようなことは、良くない行動です。

特にやってしまいそうなのは②番。「反対側に動かせばいいんだ」とか考えて、首を無理やり動かすのは間違った治し方です。寝違えを更に悪化させる可能性があります。

寝違いを予防する

①うつ伏せで寝ない
 うつ伏せで寝ると、体の自由が制限されます。一部分へかかる負荷を軽くするために行う無意識な行動が制限されてしまいます。更に、首を左右どちらかに曲げた状態で寝てしまうことが多い為、そこに大きな負担が一晩中かかり、寝違いになってしまうことがあります。

②姿勢を整える
夜中に目が覚めて、家族が寝ているところとみると、不思議な体制で寝ているのを見たことありませんか?姿勢が悪いと、その体勢でいることが楽になってしまいます。結果、寝相も悪くなり、不自然な格好で寝てしまうことがあります。体に圧力が不自然にかかり、寝違えを起こしやすくなります。
「寝相を良くしろって言っても、寝ている時じゃどうしようも出来ない」と思いますよね。
ではまず、起きている時の姿勢を治しましょう。
姿勢が悪いと、起きている時でも色々な影響が体に出てきます。起きている時の姿勢を正すことで、寝相もよく出来るのです。
姿勢がおかしくなるのは、身体の中、骨盤が歪んでいることが原因です。骨盤が曲がったり歪んだりすれれば身体全体が歪み、バランスが崩れます。常日頃やっている何気ない動作が原因となっているかもしれないのです。整体等に行き、何処がおかしいのか一度診てもらうのも大事じゃないでしょうか?

※掲載している内容は個人差がありますので効果を保証するものではありません。

最終更新日:2016/12/22