斜角筋症候群

斜角筋症候群もおおもとは体の歪みです。

斜角筋症候群とは

斜角筋症候群という病気について聞いたことはありますか?どこにある筋肉かもピンとこないという人もいるかもしれません。しかし、斜角筋症候群は意外にも現代の私たちにとっては関係の深い症候群となっています。

斜角筋症候群とはどんな病気なのか

斜角筋症候群について調べる前に、斜角筋がどこの部位の筋肉のことを指しているのか説明しましょう。斜角筋は「しゃかくきん」と呼びます。首にある筋肉の1つです。頚椎の前にある3本の筋肉群の総称となっており、後頭部の下から鎖骨に向かって斜めに伸びている太い筋肉です。

斜角筋症候群になると、斜角筋が肥大していく病気です。肥大の原因として考えられるのは、腕の上げ下げや首の姿勢などです。斜角筋が肥大していくと斜角筋隙を狭めてしまうので、斜角筋隙を通っている大事な血管や神経がダメージを受けます。この状態が長く続くと血流が悪くなるので、痛みやしびれを感じるようになります。

特に、現代ではパソコンやスマートフォン、タブレットなどを見る機会が多くなりました。仕事もこれらの機器がないと成立しないほどになりました。電子機器を長時間眺めていることで首には負担がかかっていき、斜角筋症候群を招くとも言われています。

また、筋力不足や姿勢の悪さも斜角筋症候群の原因として考えられています。筋力不足でいうと男性よりも女性の方が当てはまります。筋力が弱い状態で重い荷物を持って上げ下げをしていると、斜角筋症候群になる確率は高くなります。また、子供を抱っこする動作も負荷となっています。

斜角筋症候群の症状とは

斜角筋症候群の症状は、主に上半身においてあらわれます。

・肩こりがずっと続く、痛みも続いている
・腕にしびれや痛みが生じる
・前腕や手の小指側にピリピリやじんじんとした感じがある
・手の握力が低下して動かしにくくなる

斜角筋症候群において起こりやすい症状には上の4つがありますが、他にも症状が現れることがあります。呼吸がしにくい、倦怠感、腕の上げ下げの時に痺れを感じる、疲労がなかなか取れない、指先や腕の冷えなども感じることがあります。

斜角筋症候群の改善方法

斜角筋症候群をどのように改善していけば良いのか、ここではその方法について解説します。

1 温熱療法

斜角筋症候群は病院で診察を受けてもほとんどが経過観察という形になります。その中でも実践できるのが、温熱療法です。磁気や電気によって発熱する仕組みになっているシートやクッションを首や肩の周りにつけて集中的に暖める方法です。硬くなってしまった筋肉をほぐすこともできますし、出ている痛みも和らげる効果があります。

斜角筋症候群の多くが血行不良によって起きているので、この温熱療法が定番の施術法として用いられています。

2 体操や運動療法

これは首や肩の筋肉をストレッチしたり動かすことで筋肉の収縮運動を促進し、硬くなっている筋肉を改善する方法になります。ただし、こちらの方法は数日間実践して改善できるものではなく、しばらくの期間は続けることが必要です。肩こりなどの症状も改善されるというので、体操の方法を知っておくと自宅にいるときにも試すことが出来るでしょう。

3 整体も活用しよう

ストレッチやマッサージは効果的なものもあれば、逆効果となるものもあります。よって、確実に大丈夫と言われている方法しかおすすめはできないので、不安な人は整体で施術を受けるのも良いでしょう。整体で斜角筋症候群であることを伝えると、それに合った施術をしてくれます。

筋肉をほぐしながら徐々に症状が改善されるように施術を行ってくれるので、無理のない範囲でケアができます。整体は日頃のコリも解消できるので、かかりつけの整体院を見つけておくと安心でしょう。整体では全身の歪みも確認してケアをしてくれるので、斜角筋症候群以外の不調も良くなることが多いです。

4 日常の姿勢には気を付けよう

斜角筋症候群は日頃の姿勢とも大きく関係があります。そこで、パソコンに向かっているときや本を読んでいるときなどの姿勢を一度チェックしてみましょう。つい猫背になっていたり、肩に力が入ってコリを悪化させるような姿勢になっているかもしれません。

この姿勢が長時間続くと、斜角筋症候群になる確率も高くなります。日々パソコンの画面を見る機会の多い人は、適度に首や肩のコリをほぐして全身を動かす運動も始めたいです。悪い姿勢を長く続けることが危険です。姿勢が悪くなっているなと感じたら背筋を伸ばすようにする、椅子の座り方を変えるなどの対策を取ってみましょう。姿勢が改善されるだけでも、斜角筋症候群の症状は改善されますし、また発症する確率も低くなります。

斜角筋症候群は聞きなれない病気に感じますが、私たちにとっては身近な病気の1つと言えるでしょう。特に現代の人はパソコンなどの電子機器に頼る生活が多くなったので、ますます肩や首には負担がかかっています。仕事もパソコンでできる時代になったので便利になったとは言えますが、その分体に支障が出ると意味がないので斜角筋症候群にならないように予防していきましょう。

斜角筋症候群はひどい場合には最終的に手術になります。よっぽどでない限り手術にはなりませんが、悪化しないうちに対策を行って改善していきたいですね。

※掲載している内容は個人差がありますので効果を保証するものではありません。

最終更新日:2016/12/19